先日、奈良で創業50年の歴史を誇る釜飯の名店、「志津香」公園店に行ってきました。
連日長蛇の列を作り、奈良で美味しいお店の話をすればまず入ってくるほどの人気店です。
その評判の釜飯を実際に食べてどうだったのか、このページで詳しく人気の理由を志津香の詳細情報を交えながらレビューしていきたいと思います。
志津香に到着!やはり混雑・行列ができていました
私がお店に着いたのは11時30分過ぎ(11時開店)でしたが、そこだけ人だかりになっていて、すでに行列ができていました。

志津香に行った日は小雨がちらつくあいにくの天気模様だったので、「並ばなくても入れるかな~」と軽く考えていましたが、そんなことはお構いなしの人気ぶり。
この行列の半数以上が、韓国や中国からの観光客のようです。
近所には東大寺・春日大社・興福寺と観光スポットが目白押しですから、ガイドブックや観光雑誌などで、おすすめの和食店として推薦されているのかもしれませんね。
込み具合は日によって違うので一概にいえませんが店員さんに聞いたところ、ランチ時がひと段落した13時~14時過ぎ頃が、混雑を避けて待たずに入れるおすすめの時間帯とのことです。
行列に並ぶこと30分!店内の雰囲気やメニューについて
開店前に並んでいて1回目で入店した方の入れ替わりで入れました、待ち時間はだいたい30分ぐらい。
店内はとても落ち着いた雰囲気で、美人で明るい店員さんが丁寧な接客で迎え入れてくれます。
座席数は30~40席ぐらいで。テーブル席の他にもカウンター席があるので、1人でもゆっくりと食事を楽しむことができます。

志津香公園店のスタンダードなメニューは、
・奈良七種釜めし
・大和肉鶏釜めし
・かに釜めし
・えび釜めし
・山菜風しめじ釜めし
・若鶏釜めし
という内容で、どれも全部美味しそうですね。
私が実際に注文したのは、創業以来ずっと名物で一番人気の「奈良七種釜めし」が入っている、志津香定食を頼みました。
ここからまた少し待ちます。
というのも、志津香は注文を受けて米から1釜ずつ直火でしっかりと炊き上げていくので、作るのにどうしても20分はかかるようです。
もうすでにお腹はペコペコで「早くしてくれ~」という感じでしたが、そのこだわりこそ志津香が人気店である大きな理由でしょうし、ここはじっと我慢して待ちます。
評判の釜めしを実食・レビュー
注文してから約20分。やっとの思いで噂の釜めしとご対面です。

内容はメインの奈良七種釜めし、付出し、炊き合わせ、赤だし、漬け物、季節のフルーツです。
さっそくお釜を開けてみるとこんな感じ。

具材には海老、カニ、穴子、鶏肉、ごぼう、にんじん、たけのこ、しいたけ、三つ葉と美味しいものをこれでもかと盛り込んでいて非常に贅沢!
写真では分かりにくいですが、カニの身の量なんかはかなり多いですからね。
まずふっくらと炊き上がったお米をしゃもじで茶碗によそい、フーフーしながら食べていきます。
一口食べた感想は、優しくて上品な味。鶏ガラと昆布をベースにしたダシが効いていて、とても美味しいです!
志津香の釜めしをより美味しく食べるポイントは、お茶碗によそったらそのままにせず蓋をしっかりとしめて蒸し、熱を逃がさないようにすることだそうです。
ホクホクした穴子は、口に入れるとホロホロと崩れていくぐらい柔らかい!

エビはプリップリッで弾力感が強く、食べ応えがあります!

そして最後に、きつね色にでき上ったおこげです。
釜底にできたおこげをしゃもじですくって残さず食べていくのですが、香ばしい匂いとパリパリとした食感がやみつきになりそうです。

釜めし自体は小さめのお茶碗にだいたい3~4杯分ぐらいの量で、しつこくない薄味の味付がされているので、女性でもペロッと食べることができると思います。
定食に付いていた煮物の炊き合わせもホタテ、里芋、こんにゃく、カニ、がんも、ブロッコリーなど具沢山でとても美味しかったです。
最後にフルーツを食べてご馳走様。こんなに贅沢なランチは久しぶりでした!
志津香公園店へ徒歩でのアクセス方法
近鉄奈良駅から志津香公園店まで、徒歩でアクセスする方法を紹介していきます。
まず駅前の噴水と東向き商店街の入り口がある、「近鉄奈良駅東口」に出ます。

ここから、道路沿いにひたすら真っすぐ歩いていきます。

道中右手には興福寺が見え、手前が仮講堂で奥の朱色の建物が中金堂になります。

奈良には野生の鹿が1000頭以上もいるそうなので、街中にも普通に出没。眠そうな目をしているところがとてもキュートですね。

観光客用の人力車。道路を挟んだ左手には、個性的なデザインの奈良県庁舎があります。

まっすぐ歩くこと約10分、交差点を避けるために設けられた「登大路地下歩道」に着きました。

歩道の中は結構アップダウンがあるので、足物に気を付けて歩いてください。

地下から出ました。目的地の志津香公園店までは目と鼻の先です。
ようやく志津香公園店が左手に見えます。横断歩道を渡るためにお店を超えてもう少しだけ直進。

横断歩道に付いたら渡り、折り返したら到着です。徒歩で駅からここまでのアクセス時間は約15分ほどになります。

ちなみに横断歩道手前の右手には「奈良国立博物館」、横断歩道を渡った先には氷の神様として有名な「氷室神社」があるので、行く際にはそちらを目印にすると分かりやすいです。
志津香で釜めしを食べた感想・まとめ
今まで釜めしという食べ物はそこまで馴染みがなかったのですが、和食好きな私にとっては本当に大満足。
そして志津香が人気の理由は、実際に食べてみたら一目瞭然!
丁寧に1粒1粒ふっくらとお米を炊き上げ、美味しい具材をめいいっぱい詰め込んでいるわけですから、美味しくないわけがありません。
店内は雰囲気も良くてゆっくりできますし、カウンター席があるので私のように1人で行っても全然大丈夫です。
難点としては人気すぎるため、フラっと行っても入店するまで待ち時間がある点でしょうね。
開店時間の11時前に行って並ぶか、行列が落ち着く13時~14時頃に行くようにするなど、混雑する時間帯を避けるのがおすすめです。
まぁ多少並んだとしてもその価値は大いにあると思いますし、私自身も奈良に行くことがあれば、また絶対に食べに行きたいと思えるぐらい間違いのない味でした。
あとは電話予約でテイクアウトも受け付けているみたいなので、次行ったときには家族の分も持ち帰って食べさせてあげたいなと思いました。